スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

天道

テントウムシを指にのせて
じっと見つめる

いつだってかれらは
一番たかいところからとびたつ
空に届くわけがないとわかっているのに
とばなくてはきがすまないのだ


のどにからむ熱は
いつだってぼくの中にあって
今だってぼくの中にある
スポンサーサイト

あ というと
い という

あ というと
ん という

あ というと
かさたな という

あ なたのまけねと
きみがわらった

ゆめ

みえていたのにみえなくて
しっていたはずなのにわすれてしまって
みあげていたそらはいつしかみなくなって
そうして
いそがしさのうずのなかで
ぐるぐるとうずまいて
ふかみにはまっていく

みえますか
しっていますか
おぼえていますか
こどものころのはじめてのゆめ

ひとり2

手のひらを見つめて
目を伏せる
軽く握った手は頼りなく
何もつかめない

両手があるなら
いや
両手があるから
やっとつかめる気がするだけ

でもきっと
誰も空へは届かない

耳鳴りのするほど静かな部屋で
息をするほどにひとり

ひとり

窓から漏れる灯は
キミには届かない

キミは坂を登る 登る
何度も振り返りながら登る 登る
小高い丘から街を見下ろすキミ
目を細めてじっと見つめるキミ

月だけがキミの友達
太陽は眩しすぎて見れないから
星はキミを見てはいないから
気まぐれな月だけがキミを見てる

誰もキミを助けてくれない
キミはひとりぼっち
キミはひとりぼっち
ひとりぼっち

つき

つきにのりたい
つきにのりたい
みかづきのふねに

みかづきのふねでつりをするの
きっとほしくずがつれるの
つれたらびんにつめて
あなたにおくってあげる

あまいあまいおとめざのこんぺいとうと
やさしいあまのがわのみるくを
いっしょにつめておくるの

つきにのりたい
つきにのりたい
あなたといっしょに

夢を見た
遠い遠い魚のころの夢
ゆっくりと湖面を泳いで
月を横切って
しっぽをぱしゃん
月を壊して
ひとり
ただそれだけがあった

季節

窓から見える景色は
くるくるとまるめたカレンダー
めくるたびに季節は移り変わって
もうさくらが咲きました

文学フリマ

入金無事できていたらしく、参加サークル一覧に名前が載りました。
サークル「菓子金庫」です。

とりあえず書かなくっちゃ…何もできてないぞ…←

今回は中編二本で、新書サイズにして100pの予定でいます。新書サイズってのは、文庫サイズより少しだけ小さいみたいな感じ…かな。
値段の設定は500円の予定。同時に、コピー本も出すつもりでいます。
こちらは薄いけど100円の予定。

文学フリマってなんぞやって人は公式はこちら
http://bunfree.net/

wikiはこちらですです
http://www.bunfreeinfo.com/

初参加の文学フリマ、今からすでにドキドキしてまする。

さざなみ

さざなみがきこえます
とおいとおいまちから

ざん ざざん

ながれてくるのです

きこえますか
わたしのさざなみ

走る

走る走る走る
あの山を越えて
海を超えて
遠い異国の少女を横目に
砂漠のラクダを横切って
灯台を越えて
太陽を越えて
走る走る走る

振り返れば
ひとり

暗い角を隠して
水車小屋で眠るキミ
傷ついたその身体は
震えて泣いているんだね
何もしていないのに
震えて泣いているんだね
暗い森の奥で
一人歌って

森へ

両手を広げ抱きしめる
向かい風が吹いてる
切り株の傍
いつも一人で
佇む風が見えたよ

雫の音が聴こえる
葉を揺らす尻尾
何も見えない
何も見せない
風の編む音を聞いていた

冬の月はさざなみにかき消されて
すくってみては崩れていく

見上げればもうそこにはいない

俳句:冬

歩くたびみぞれが雪に変わりゆく

雪原に緑がひょこんネギひとつ

雪うさぎ石目でキミは何を見る

見も知らぬ雪山どこか懐かしく

薄氷かかげて太陽もう一つ

謎詩2

たまには謎詩でもぽつり。
鳥でも隠そうかしらん


静かな森のかくれんぼ
さぁ数えるよ一から十
姉妹のスカートが緑に揺れる
飛び立つ影は赤
啄木鳥の声がするよ
遠い遠い湖畔から
頬赤く染めた少女は
白いワンピースで探す


三羽ほど、隠してみたり

石ころ2

おさないぼくが
りょうていっぱいにのせてきたのは
いろとりどりの石
くろくてちいさいのも
おおきくてごつごつしたのも
すべすべしてまるいのも
みんなみんな石

やぁきみたち
なまえをつけてあげようか

そういってみんなならべて
わすれてしまったなまえたち


またね

井戸

井戸を覗き込んでみる

ぽちゃん
ぽちゃん

石を落として
井戸を覗き込んでみる

いつだって冷たくて
いつだって暗くて寂しい井戸は
きっといつだって泣いているから
水がいっぱいなんだね

石ころ

石ころ石ころ
お前はどうしてそこにいる
そこにいろといわれたか

蹴り上げられて言われたか
風に吹かれて言われたか
遠くの山から言われたか
花にどけよと言われたか
俺が言ってもいいだろうか

お前はなんだか気持ちがいいので
俺の家にいるといい

星2

蒼や赤に燃える火は
蠍が燃える火だ
蛇が燃える火だ
鷹が、白熊が燃える火だ

まだ彼らは
そこにいるのだろうか
いられるのだろうか

遠い遠い星から
一通の手紙が届きました
長い長い時間をかけて届けられた手紙は
銀河の切手とたくさんのはんこが捺してありました

オゲンキデスカ?

わたしのへんじは

ゲンキデス
ソチラハドウデスカ?

長い長い時間をかけて届けられる手紙は
またたくさんのはんこと一緒に
遠い遠い星に届けられるのでしょうか

緑の風が走っている
山よりも高く
谷よりも深く
太陽を追い越そうとするように

なにをそんなに急いでいるんだい
春はまだ遠いのに
 
返事はまだこない

オレンジ

おれんじいろのひかりが
ゆっくりとあるいてくる

とおいとおいきおくのそこを
こつんこつんとたたいて

ひばちのそばにはみかんの皮がぽつぽつり
すきとおるこんぺいとうは
くちのなかでするりととけた

おれんじのきものをきたあのこは
だれ

節分

豆は炒り豆火の気もち
鬼は丑寅金気は金棒

鬼は外鬼は外と声がかかる

けどずっとずっと丑寅の方向へ逃げていったら
きっとぐるんとまわって
また来年には戻ってくるんじゃないかしらん

あめあがり
ぴちょんぴちょん
かえるがとんでいる

みずたまりからみずたまりへ
ぴちょんぴちょん
こどものきいろいながくつ

かさ わすれちゃった

ことばといっしょに
ぴちょんぴちょん

みずのなかにくもがながれている

あか

あかはどこにでもある
ポストのあか
トマトのあか
ゆうひはあかとはすこしちがって
ケチャップのあか
ちもあかい
けどすぐにくろくなってしまう

あかがあかじゃなくなったら
あかはどこへいってしまうの

夏の背中

逃げ水を追ってどこまでも走ったら
いつしか海が見えました
懐かしい背中が見えたので
おーい
と呼んだら
おーい
と返ってきました

けれどまた逃げ水が逃げるので
わたしはずぅっと追っていったら
いつしか懐かしい背中がなくなってしまって
わたしはひとり
ひまわり畑で眠っていました

しょうじょのまほう

つきのしずくはゆらりゆらめき
はなのかおりをさせてまう
なにもしらないしょうじょはもう
ひとりベッドでねむっているの

まほうをかけてあげよう
しょうじょがしょうじょであるために
ひとばんだけのまほうをあげよう

つきうつすうみのそこ
みあげたのはなつかしいそら
FC2プロフ
プロフィール

野村草太

Author:野村草太
Eto、ETO、早乙女シン、天狗さま、マスターetcetc...
以上の名前に聞き憶えがあればきっとそれはボクでしょう。

しがない文字書きです。
静かな雰囲気の文章ばかり書いております。

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
もへもへ雑記帳
QR
カウンタ
ものべのバナー
ものべの応援バナー!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。