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ボクがいた部屋

もう誰もいない部屋にボクだけがいた
例えば斜めにずれた椅子
例えば書きかけの手紙
例えば読みかけの本
止まった柱時計の振り子が
いつまでもネジを巻いてくれるのを待っていて
積もった埃の厚さだけ
孤独が降り積もっていて

ボクだけがいた
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ボクを

誰かがボクをじっと見ている
机の影から
カーテンの向こう側から
誰かがボクの噂をする
扉の外から
ボクの後ろで
誰かがボクに手を伸ばす
触れないで
近付かないで
ボクを見ないで

百万年の苔

緑の苔に陽が当たった
何百年 何千年 何万年陽が差さなかった苔に
川の音が消えた
滝の音が消えた
湧水の音が消えた
雫の音が消えた
雨の音が消えた
全部消えてしまった

チャイム

ぼくのおかあさんがぎょうざをこがしたとき
みちをあるいていたさらりーまんがころんで
どうろこうじをするおじさんがあせをぬぐって
べとなむのおんなのこがはりしごとをして
ぼくのがっこうのちゃいむがなった

ルール

ルールというほど明確なものではないですが、ぼちぼちと書いているにあたり、自分なりに決めていることがあります。
誤字以外は消さないということ。作ってる途中でなんじゃこりゃあと思っても、完成してないわーって思っても、消さないこと。
理由は単純で、そのほうが面白いからです。

自分でいいと思ったものが、他者からいいと感じられるとは限らない

ということはよく感じることで、逆もまた然り。自分でなんじゃあこりゃと思ったものが、案外よかったりする。自分で作りだすのが苦手なもののほうが、案外評価が高かったりする。
それに関しては善し悪しなんだけども、過去の自分は他者なので、未来の自分も同様に他者であります。では他者から見るということ、これは自己に残すことでも可能ではあるまいか、という思いから来ています。
私の好きな考え方に、「明日と昨日は同じ」というものがありまして。これはとある国の言葉で、明日を表す言葉と、昨日を表す言葉が同じ「今日から一日ずれた日」という言葉で表すものがあるからです。なぜだかしっくりきたのです。
なので、どんなものも他者、今日からずれた自分、違う時間に存在する自分に見せることで起きる、心境の変化を捉えてみようかな、というのが始まりでありました。おはり。

色集め

青いモノを集めてみる
空とリュックとカーテンとボールペンとクッション
水は青くない
赤いモノを集めてみる
服とポストとお菓子の袋
太陽は赤くない
緑のモノを集めてみる
本と葉っぱとアロマスタンド
それから服とペンとオリーブオイル
でも出してみるとオイルは緑じゃない
オレンジのモノも
黄色いモノも
白いモノも
黒いモノも
色の無いモノも
集めてみる

意味のないことが美しく感じた
意味だけで存在することが美しく感じた
無為こと至上であるし
機能性こそ真実であった
路傍の石ころに憧れ
空を渡る鉄塔と電線に震え
どこへも行けず
何処へも行かず

旅立つ人

旅立つときは誰も知らない
夢を見ることも忘れて
汚れた靴でどこまでも歩いていける
置いてきたものを忘れて
捨ててきたことも忘れて
ただ一夜の安息のために

幸せに

水の上を歩くように慎重に
雲を集める時のように優しく
風の声を聞く時と同じく静かに
ずっと歩いていけたなら
どんなにか幸せだったろう

想い出の灯り

想い出の灯りは
いつだって褪せて見えた
古い町並みと懐かしい人の顔
揺れる火が不安定に消えかかって
水音は小さく
誰かのぬくもりさえ忘れてしまう

そんなに焦ってどこにいくの

問うた僕はもう
いない

湿った土の匂いと
深い霧の中で
大きな鳥が飛んでいた

深い谷の奥へ奥へ
ただ一つの鳴き声さえあげずに

街角の小さな笛の音は

小さな笛の音が過去を呼んだ
誰も知らない過去だった
誰も知らない過去は
俺の知らない国
俺の知らない人
俺の知らない笑顔で

どうしてだろう
泣いていた

水晶の少女

水晶の部屋がいいわ

水晶のテーブルと椅子で
水晶のフォークとナイフで
水晶をバリバリ食べて
でも時々はオパールやルビーもいいわ

水晶の服に着替えて
水晶の原っぱへ散歩に出るの
透き通る木々は
歩くたびにパリンパリンと音が鳴るの

夜になったら水晶の鏡で髪をとかして
淡く光る透明な街を見つめながら
水晶のベッドで眠るの

一人のテレパシー

誰かの声がしていたのに
誰の声もしなくなって
少しだけ寂しくて泣いた

夜中に人肌が恋しくて
冷蔵庫の扉を開けてみたけど
冷たくぶーんとうなるだけで
ぱたんと扉を閉めて眠る

目をつむって壁にもたれて
手をくんで息を吐いた

ねえ
聞こえますか
どこかの誰か

ボクと少女の王国

ベッドの傍で眠る少女
そっと手を伸ばして止めた
ボクが触れることはかなわない

毎日きては笑って
窓を開けて歌って
少女だけがここにいる
少女だけがボクの世界に

だってもうここには
誰もいないから

穴の中で

穴の中で
静かに膝を抱え
空を見上げて手を伸ばしてみる
月が昇って降りて何度見ただろう

風の音ももう枯れ
どこにも行けずずっとここで
誰かが来てくれるのを待っている

潮の香りがする
寄せては消える白波が浮かんで消える
月のように消えていく

森のワルツ

森の中で君と踊ろう
家に帰ることもなくて
家事をしなくてもいい
動物たちと唄い踊り暮らそう
君と僕と二人きり
いつまでもずっと

停滞

神奈川いってた間、案の定停滞。帰ってきてからも数日停滞。
うん。

今日から再開します。

ネコのハーメルン

黒い尻尾
白い尻尾
茶色い尻尾
ゆらゆら揺れる
かぎ尻尾
まる尻尾
ぴーんと張ったまっすぐ尻尾
ふらふら揺れる

僕の前を一列に
どこかへずっと歩いていく
さながら彼らは
ネコのハーメルン

コタツ、宇宙へ

コタツに肩まで入って天井を見つめていると
コタツはぐるぐる回りだし
宇宙へ飛び出してしまった
宇宙だけどコタツに入ってるから暖かい
やっぱりぼーっと上を見てると
宇宙人がやってきて
入っていいかいと聞くので
ボクが頷くと
宇宙人はコタツに肩まで入って
これはいいねと言った
宇宙人とコタツに入ったのは
僕が初めてじゃないかしらん

アルミ缶

アルミ缶を見つめていた
指でつついてみる
ちょっと熱いくらいだ
指ではじいてみる
コンと音がして弾かれた
ぎゅっとにぎってみる
少しだけへこんだ
お兄ちゃんが持ち上げて
呑んでゴミ箱へ捨ててしまった
もうアルミ缶はそこにない

ひとり

人の声が聞こえて安心する
人の声が聞こえて苛立ったりする
誰かがいることにほっとして
誰もいないことに落ち着く
ふと抱きしめたいと思うし
ふと人のぬくもりがうとましくなる
ボクの傍にいて
誰もボクを見ないで

平和の幸せ

昨日がきて
今日がきて
明日がくるのを
何も疑わずに信じている
だからきっと
明後日も明々後日もその次もずっと
続いていくのだと信じている

何もしないことの幸せは
きっと平和の幸せ

星を見た日

星の先に見えるのは
暗い光
海の底に沈んでいって
砂の中に隠れてしまう

覚えていますか
一面の降りしきる星を見た日

小さな歌

どこまでいっても終わることのない青が
どこまでいっても揺れていた
塩からい風がぼくの頬に触れて去って行った
岩陰の少女が紙飛行機を飛ばして
雲の先の小さな歌を瓶に詰めて
そっと流した

模様の向こう側

稜線の向こう側に
夕陽が沈んでいく
何度も繰り返された風景
絨毯に模様をつけていく少女も
畑仕事をする老人も
同じ風景を見てきて
そうしてぼくもまた
同じ模様を描いている

歩く

右足を出して
左足を出す
進む

右手を振って
左手を振って
調子が出てきた

少し鼻歌を歌ってみる
足も弾む

どこまでもいけるような気がして
どこまでも歩いていったら
どこまでいけるのだろう

白い部屋

よせて返す波のようにカーテンが揺れる
白い部屋の白い布団から見える白い肌
骨に皮がはりついているだけで
すぐにでも折れてしまいそうなくらいで
時折動く指先が哀しかった

風の音だけが聞こえた
誰の声も聞こえなかった

石の恋人

胸に光る宝石が黄色く輝く
ヒスイの目
ルビーの唇
サファイアの耳と
心臓は琥珀
ゾウムシが閉じ込められて
永遠の石となって
キミの中で生きつづける

キミが動けばキシキシと
キミが話せばカシカシと
静かに静かに
ボクたちのデートは終わらない

ネコと小人

帽子かぶった小さな小人が
床下からでてきた
あちらへこちらへ小さな足を
ちょこちょこ動かして
歩き出す

積まれた本を登っていく
上まで登って右左確認
一心にベッドの下へと走ってくる
ずるずると引き出してきたのは
小さな鈴

りりんとなって
小人と一緒に帰って行った

ボクのネコはしっぽを揺らして
ずっと眠ってる

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プロフィール

野村草太

Author:野村草太
Eto、ETO、早乙女シン、天狗さま、マスターetcetc...
以上の名前に聞き憶えがあればきっとそれはボクでしょう。

しがない文字書きです。
静かな雰囲気の文章ばかり書いております。

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